5月24日、「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが、新型コロナウイルス対策として今夏に通気性や速乾性に優れた機能性肌着「エアリズム」の素材を使った蒸れにくい布製マスクを販売すると、NHKなどのメディアが報じました。
ついに、ユニクロも参戦し、マスクなどのエチケット商品の取り合いは熾烈を極めそうですね。
さて、本日は、ユニクロのマスク参戦を軸に、マスクとファッション業界について考察していきます。
さすがUNIQLO!まずは医療機関への対応を
このたびの新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々にお悔みを申し上げるとともに、罹患された方々に心よりお見舞いを申し上げます。ファーストリテイリンググループは、新型コロナウイルス感染症対策用のマスクが不足している全国の医療機関、介護施設を対象にマスクを無償提供いたします。
https://www.uniqlo.com/jp/sustainability/covid-19madoguchi/
uniqlo 公式サイトより
まずは、医療機関へ向けて、エアリズムを採用した規格と、コットンベースの規格を提供していくようです。
広報戦略としてもさすがと考えますが、
それを抜きにしても素晴らしいことに変わりありません。
こういった企業の社会貢献活動は、ファンづくりや企業信用度に大きく影響し、withコロナの時代において、ますます重要になっていくでしょうね。
エアリズムとは?
今回、マスクにも採用される「エアリズム」について、おさらいです
※「エアリズム」とは、ユニクロが東レと共同開発した生地で、「速乾」「接触冷感」「ストレッチ」「抗菌防臭」「消臭」など、夏に欠かせない機能を備えたヒット商品です。
マスクはそもそも息苦しいものですが、夏場にマスクなんて、もっと不快指数が高くなりますし、熱中症のリスクもたかくなる
でも、今のご時世、マスクしてないと「不謹慎」という風潮もあります。
エアリズムを活用したマスクは、そんな課題をクリアしてくれそうですよね!
ただ、ここで気になるのが、
エアリズムって涼しいけど、テロっとしていてインナーとして活用するイメージ。
あまりにテロっとした素材だとちょっと見た目的にどうなるのかー、見た目が気になる年頃(笑)の筆者は、心配で夜も眠れません
考察 uniqlou/ユニクロユーのエアリズムコットンTシャツのノウハウを採用?
こちらのブログでも紹介しておりますが、
大ヒット商品 UNIQLOU /ユニクロユー のエアリズムコットンオーバーサイズTシャツの 「素材構成のノウハウ」を使うのでは?と予想してます。
というかむしろ、そうしてほしい、、という希望的観測ですね。
【6/16更新】素材は、メッシュ・フィルター・エアリズムの三層構造でした
uniqlou エアリズムコットンオーバーサイズTシャツとは?⇒⇒⇒こちらの記事でもご紹介してます
uniqlou/ユニクロユー エアリズムコットンオーバーサイズTシャツとは?
エアリズムコットンオーバーサイズTシャツは、その名の通り、UNIQLOの大ヒット商品 エアリズムの素材を使った
夏に最適な商品です。
この商品の凄いところは、
表地にコットン、裏地(肌にあたる部分)がポリエステルとなっており、
見た目は、微光沢があり品を感じる仕様なんですが、
着心地はエアリズム特有の涼しさを持っています。
折り返したイメージ
手前側がエアリズム 奥側がコットン
こうすることで、真夏もさらっと快適に着用できつつ、
見た目も良し、という一挙両得を実現したわけですね
この大ヒット商品のノウハウを活かして、見た目はコットンで上質なイメージ、内側は涼しい、、なんてマスクがあると
ファッショナブルに着こなせそうで、良いと思いますね。
【6/16更新】素材は、メッシュ・フィルター・エアリズムの三層構造でした
既に出回っていた?
危険な香りのする言い方をしてしまいましたが、事前に販売されていたとかではなく、
実は、自作していた猛者たちがいらっしゃいました
SNSでは、ユニクロのエアリズムコットンを活用した自作マスクを投稿している方がちらほら、、
なるほど、さすが女子力高いですね。
女性のこういった発想は勉強になります。
既にユーザーが自発的に作っていることや、エアリズム=涼しい ということが浸透している中での発売。
どう考えても争奪戦になるでしょう。
【更新】6/19発売決定!気になる仕様と販売価格は!?
ついに正式に発表されました。
UNIQLOのエアリズムマスク。
既に気温が30度を超えてしまう日も出て来ており、不快指数が上がるどころか、熱中症のリスクもどんどんあがってくる中、このタイミングでの発表はやはり注目度大ですね!
マスクの着用が日常になるなかで、
お客様のご意見を参考に、
“マスクとしての防御性能※1″、”洗濯可能”、”つけ心地”
という3つの機能を兼ね備えた
エアリズムマスクを開発しました。
UNIQLO公式サイトより
より機能的で快適なマスクを目指し、三層構造を採用しているようですね
高性能を叶える3層構造
特徴1
- 細菌や花粉などの粒子を、
99%*カットするフィルター。飛沫拡散を抑え、細かい粒子をブロック。※BFE99%、花粉ろ過99%カットのフィルターを採用。
特徴2
- 紫外線を90%カットする、
メッシュ素材。UVカット機能が付いたメッシュ素材で、紫外線をカット。
特徴3
- なめらかな肌ざわり、
エアリズム。シルクのようななめらかな肌ざわりで、汗ばんでもサラサラ。
サイズ展開
マスクも結構サイズ感が大切ですよね。
小さいと耳が痛くなるし、大きいとそもそも意味がない、、
でも、そこはさすがUNIQLO。きっちり押さえています
気になる販売価格
お値段はなんと!
3枚/990円!
値段だけ見ると、安いですね!
どれくらいの回数着用できるかによりますが、年間通して使用できるのであればコスパはかなり良いかと思います。
そもそもマスクは消耗品、という考えが主流なので、
使い捨てのマスクと比較するのはナンセンスですしね。
6月15日に完売したYONEX「ベリークールマスク」は840円(税別)。
今回発売のUNIQLOエアリズムマスクは、大衆向けにより購入しやすく、
低単価で大量ロットを販売していく戦略と見れます。
より多くの方に行きわたるように、
初回は、各サイズ1パックまでに制限されるようです。
リンクも↓に貼っておきますので、みなさん画面の前で待ち構えましょう!
【感想】購入者の反応
ついに発売されたエアリズムマスク。
開店前に長蛇の列、オンラインストアはアクセス集中でショートし、売り切れ御免状態に。
「付け心地は快適」「この快適さ知ったら他のマスク付けれなくなると思います それぐらい楽に着用できます」などポジティブな反応と
「肌触りがいいのは表だけで、裏側はメッシュなだけで、別に心地よくはない」「普通の布地マスクよりはサラッとしてる様な気がする」「分厚くて息苦しい」などネガティブな反応もアップされている。
ファッションとしてのマスク提案
markaware/マーカウェアは得意のウール素材
私が敬愛するmarkaware においても、定番のスーパー120’ウールトロピカルを採用したマスクを販売し、即完売しました。
メイド・イン・ジャパンの服作り”を掲げる東京発のメンズブランド「MARKAWARE(マーカウェア)」から、洋服と同じ熱量が注がれた「マスク」がリリース。価格は2,500円。
メンズノンノウェブ
数量もかなり少なかったようで、残念ながら、筆者はアクセスさえできず泣
marka ware のスーパー’120ウールトロピカルについては⇒⇒⇒こちらの記事でもご紹介してます
【更新】ヨネックス/ミズノ も独自涼感素材で参戦
ヨネックスは5月22日に、独自の涼感素材「ベリークール」を使用した「スポーツフェイスマスク」(税別840円)を7月上旬に発売すると発表しています。洗濯することで繰り返し使用可能で、同社のショールームとECサイトで販売する予定。
ちなみに、ベリークールは、汗に反応して熱を吸収する植物由来のキシリトールを生地に配合しており、ヨネックスのスポーツウェアに幅広く採用されているとのこと。
また、マスクの生地には「吸汗速乾ニットテフロンメッシュ」を採用しており、抗菌加工もされているため、「気温が高まるこれからの季節でも爽やかに着用頂ける」素材に夏までいるようです。
色は、ブラック、ピンク、ライトブルー、アイスグレーの4色の展開。
ちなみに、、、
水着素材を使ったマウスカバー(マスク)は、5月20日に発売から即完売し、二次販売は、「販売権の抽選」となりましたが、、、
アクセスが殺到しすぎて、まさかの受付停止に!!!
これは、UNIQLOも同じようなことになりそうですね。
【更新】6月15日12時からWEBフォームでの予約販売を開始し、即完売しました。。。
筆者もアクセスさえできず。
相当な人気ぶりですね。
ただし、東京のショールームでの販売については、事前予約がまだ生きているようです。
withコロナ時代において、マスクの着用がマストとなり、ファッションの一部となっていくのは間違いないでしょうね。
6月のこの時期に気温は30度近くになることもあり、すでに息苦しさを感じる方も多いと思います。
そんな中、エアリズム=涼しい というイメージがすでに定着している素材でマスクを作るというのは、さすがですね
情報入り次第、随時更新いたします!
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