こんにちは!
本日は、以前にブランド紹介にて紹介しました
「AURLEE”WASHED FINX TWILL BIG SHIRTS”(ウォッシュド フィンクス ツイル ビッグシャツ)」の商品レビューを致します
筆者は、19AWにてLightBrown(ライトブラウン)を購入し、愛用しております。
本商品、
控えめに言って
シャツの概念が変わるほど、
最高品質の商品です
よく、同じようなカテゴリーとして「comoli」や「markaware 」など素材にこだわるブランドと比較されますが、
AURALEEの特徴を表現すると
「わかりやすい高品質プロダクト」
となるかと思います。
「あ、これはいい生地使ってる」
と、素人目でもわかりやすいプロダクトがAURALEEが短期間でコアなファンを獲得していった要因の一つと思います。
AURALEE/オーラリーとは?
コンセプトは「自分たちが思う本当に良いと思う素材を追求する」
オーラリーは2015年SSにスタートしたメインドインジャパンのファッションブランド。
ブランド名の由来はエルヴィスプレスリーの名曲「Love Me Tender」の原曲にもなったアメリカの古い民謡「AURA LEE(オーラ リー)」から。
素材作りからデザインだと考え、日本屈指の生産背景で作り込んだ生地を独自に開発。出来上がった素材の個性を最大限に活かし、細部に至るまでクオリティにこだわったコレクションを展開しています。高い質感で、気取らずに着ることができ、オーセンティックかつ、洗練された洋服を提案し続けています
デザイナープロフィール
デザイナーの岩井良太(Ryota Iwai)は、1983年生まれ。神戸出身。ノリコイケなど様々なブランドでパターンやデザインを経験。2015年春夏コレクションより、自身のブランド「オーラリー」を立ち上げた。2018年、「FASHION PRIZE OF TOKYO」を受賞。
商品レビュー/AURALEE “WASHED FINX TWILL BIG SHIRTS #LIGHT BROWN [A9AS02TN] ]
AURLEEのウォッシュド フィンクス ツイル ビッグシャツ は、毎年シーズンごとにカラーや柄を変えながら販売されており、定番商品となりつつあります。
筆者が愛用しているのは、19AWにてLightBrown(ライトブラン) サイズ3
良すぎて、無駄に飾ってしまうほど笑
さて、商品名の
“WASHED FINX TWILL BIG SHIRTS” の意味を直訳分析すると
“WASHED”=洗う
”FINX”=フィンクスコットン
”TWILL”=ツイル生地(綾織りの別名)
”BIG SHIRTS”=大きいシャツ(そのまんまですね笑)
となります。
つまり、ちょっと整理すると、「洗ったフィンクスコットンツイル生地を使った大きいシャツ」となります。
こだわりぬいた生地づくり
AURALEEの真骨頂といえば、やはりこだわりぬいた素材を、独自の手法で創り上げてしまうこと。
コンセプトにあるように、素材に強いこだわりを持ち、素材ありきでデザインを作ってしまうことも多いとか。
ものすごく奇抜なデザインがあるわけでもなく、どちらかというと普通のカタチ。
でも、実際に見て、触れて見ると、
「素材でここまで変わるのか?」と驚いてしまいます。
糸からこだわりぬく素材選定
素材は、エジプトの超長綿であるフィンクスコットンを極細番手に紡績し、しっかりと高密度に織り上げたツイル生地。
と、なんだかすごそうな雰囲気がしますが、どれだけすごいのかご説明しますね。
超長綿 「フィンクスコットン」とは?
コットンは繊維長が長いものほど高級とされ、超長綿とは通常、摘み採ったコットンの繊維の長さが平均35mm以上の特別に長いもののことを言います。
フィンクスコットンはエジプト産の高級超長綿であるギザコットンの中でも最高級のコットン。
繊維の長さ、強さ、繊細さなど、他のコットンに比べてかなり優れています。
極細番手とは?
番手とは、紡績糸の太さをあらわす単位のことで、数字が大きくなるほど糸は細くなります。
一般に綿糸では60番手以上を細番手と言われ、細番手を使った生地はしなやかで光沢があり、肌触りが良いのが特徴です。
なぜ糸が細いと光沢が出るのかは⇓⇓⇓
高級糸を高密度に織り上げる
細い糸で生地を作るわけですから、密度を保ってしっかりと編み込むと、当然糸も多く必要になります。
つまり、AURLEEのウォッシュド フィンクス ツイル ビッグシャツの生地は、
エジプトの超長綿「ギザコットン」の中でもさらに高級な「フィンクスコットン」を、極細番手に紡績し、しっかりと高密度に織り上げた、
高級中の高級生地ということです。
生地になった時点で、既にレベル60でホーリー使えます、くらいの戦闘力ですよ。
さらに叩いてもみ洗う
高級なだけではあき足らず、一度生地を硬直させた後、さらに柔らかい風合いにする為、何度も生地を叩いてもみ洗いするというこだわりぶり
この工程により、通常パリッとした質感に仕上がるツイル地を極限まで柔らかくし、シルクのような光沢感と極上のとろみを表現しています。
素材にこだわるAURALEEだからこそ作ることのできる生地です。
本品の接写。生地に光沢感があり、細かいシワも高級感を演出する
程良い生地の厚みは、ハリ・コシがあり、オールシーズン着用可能です。
シンプルだけじゃない。 計算されたシルエットと 確かな縫製技術
シルエットはビッグ。でも品が良い
ゆったりとした肩周りや身幅に対して、着丈の長さとアームホールの太さでバランスを調整したビッグシルエットです。
リラクシングな印象は、大人の余裕を感じさせます。
また、このシルエットのおかげで、肌に当たる面積が少なく、さらに生地の心地よさも相まって、夏もさらっと着用できます。
筆者が購入したのは、長袖タイプなのですが、
夏でもついついさらっと羽織ってしまう、そんな着心地です。
とにかく着ていて、心地いい
Product Detail
■Size Spec. [ メンズ ] 【3】着丈:76cm 身幅:61cm 裾幅:64cm 肩幅:51cm 袖丈:59cm
【着画】174cm 58kg サイズ3着用
私の体系だと【サイズ3】がジャストで、余裕と品の良さのバランスが一番良かったです
サイズ4だと大きい印象でした。かなり大きく着たい方は4でも良いかと思います。
⇒⇒⇒instagramで、秋冬のコーデも載せていますので、ご参考までにご覧ください!
タックインもしやすい気丈感。より大人びた印象に
襟はスタンドカラー。程よいハリで形成力も優れている
台衿と一体化した衿により、首から方周りにかけてのストレスを軽減
胸ポケットを大きく配置することでリラックス感が増し、唯一無二の雰囲気に仕上げています。
袖口はシングルカフス仕様。腕に少し溜まるサイズ感
縫製の綺麗さも注目。ほつれやブレが全く見当たらない。
どの商品もじっと見てみると、仕上げが粗かったり、縫製がぶれていたりが普通にあるものですが、AURALEの商品には驚くほどそれが見当たりません。
10回程度洗っていますが、ほつれる気配もなくどんどん風合いがよくなるばかり。
神ですね
家庭で洗濯が可能
生地つくりの段階で、何度ももみ洗いをしているおかげなのか、
洗濯しても柔らかな風合いが消えず、干した後は程よい張りが戻ります。
ブランド品ってデザインや素材が良くても洗えないことがとにかく多い。
その点、このシャツは普通に家庭で洗濯が可能です。
これは本当に大きい
洗えない素材だと、こどもに汚されるのも嫌だし、だんだんと着る機会が減ったりするんですよねー
主張しすぎない 独自のニュアンスカラー
AURALEE/オーラリーのプロダクトは、柔らかく独特のカラーと、少しゆったりとしたサイズ感で、中性的な印象も持ちます。
プロダクトによっては、彼女や奥さんとシェアをしている方もしばしば。
そういった点では、同じく生地やテキスタイルに深いこだわりを持つMARKAWARE/マーカウェアは男臭く渋いイメージ、 AURALEEは少し女性的な柔らかいニュアンスを持つ中性的なイメージと言った違い見えてきます。
20SSのLight green、Light purple。オーラリーにかかれば、手を出しにくそうな色も、素敵なニュアンスカラーに。
レディースのスタンドカラータイプ。元々のサイジングがゆったりしているので、メンズでも愛用者がいるとか。
ショートスリーブも人気。画像は19SSで即完売したブラウン。
実物はもう少し淡い印象です。
シーズン通してコーデに組み込みやすい
個性はありながらも、良い意味で主張しないデザインは、年間通してコーデに取り入れやすいのも嬉しいところ。
重い色も淡い色も調和しますので、コーデに困りません。
個人的にはワントーンコーデがこなれた感じに見えておススメですね。
春、秋はベストと合わせてレイヤード
夏は腕をまくって、サンダルですずしげに
冬はアウターの下に。ワントーンコーデでこなれた印象に。
ついに別注も登場!半袖あたり年?
20SSでは、ついにEDIFFICEの別注商品が登場。
ありそうでなかった「ブルーグレー」と「ネイビー」が登場しています。
ちょっとAURALEっぽくないですが、EDIFFICEの視点が入って、
より一層大人びた印象です。
いかがだったでしょうか?
購入してから半年以上が経ちましたが、飽きないどころか毎週着るほどお気に入りの商品です。
値段は張りますが、それ以上の価値はあると思いますので、
ぜひSALE期間の多いこのタイミングに検討してみてくださいませ。
ではでは
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